小児在宅医療、支援策考える 松山で医師ら研修会
愛媛県小児在宅医療研修会が11日、松山市三番町4丁目の県医師会館であり、熊本県の小児科医で障害児通所支援事業所などを手掛けるNPO法人「NEXTEP(ネクステップ)」の島津智之理事長(40)が講演。県内の医師や看護師ら約100人が、医療的ケアが必要な子どもが安心して地域で生活するための支援について考えた。
県小児科医会と県医師会が主催。島津理事長は熊本地震の際、勤務する病院で緊急避難入院患者19人と家族約40人を受け入れたことに触れ、日ごろからのつながりや台風のたびに行ってきた避難入院が役立ったと説明。「災害は弱い立場の人をさらに弱い立場にする」とし、移動手段や避難場所などを想定しておくことの重要性を強調した。